開催報告
2021年度学費助成金 オンライン交流会&報告会
ウェスレー財団では、2020年度から学費助成金を支給しています。
2021年度は20名の学生が対象者に選ばれました。
3月25日から4月19日までの間にそれぞれの1年間の学びを報告するオンライン交流・報告会を実施しました。全員参加の日程を確保することが困難だったため計6回に分けオンラインでの報告会の日程を組み、話をしていただく機会を設けました。20名のうちオンライン交流・報告会に参加されたのは17名で、それぞれが2021年度の学びと2022年度の歩みについてお話をされました。コロナ禍でなければ、ウェスレーセンター内の会議室に集まり、会を実施したかったのですが、コロナ禍のため今年もオンラインのみで開催しました。
助成金を受けた学生は、年度終了後に報告書を提出する必要があります。
個々の報告書はもちろん大切ですが、直接本人から(オンラインであったとしても)力を入れた活動や学びについて伺える機会は、学生の人となりを知る事の出来る財団側にとっても非常に貴重な機会です。またオンラインではあっても助成金を受けた者同士の交流(それぞれの活動を知る機会)も学生にとって良い刺激となると信じ交流会を実施しています。
オンライン交流会に参加した1人で3月に卒業を迎え、社会人となった方は10月に実施したオンライン交流会において、他の学生が積極的に様々な活動をしている話に刺激を受け、その後、本人もボランティア活動に励むようになったこと、卒後論文が優秀賞になったことを話してくれました。
またある学生は、「様々なことが重なり挫けそうになったこともあるが、ウェスレー財団からの学費助成を受けているということが励みになり頑張ろうと思った。」とも話してくれました。
学費助成金を受けたことで、アルバイトに時間を使わなくてよくなり、勉強に集中することもできたため成績が上がったことや課外活動により精力的に参加できりるようになったことを報告してくださった方もいました。
2021年度は、全国から多様なバックグランドを持った学生たちが学費助成金の対象者として選ばれました。弊財団の学費助成金によって、学びはもちろんのこと、学外活動の継続や様々な経験を得て、1年間で多くの成長をされている様子がうかがえました。
助成金を受けた方全員が、これからの進む方向について明確なビジョンを持っているわけではありませんが、多くの学生たちが学費助成金によって、人生がPositiveなものとなっていることが分かりました。
経済的な事情により学びを継続する機会が絶たれることや、学びを継続することを断念せざるおえない状況に追い込まれている若者たちが日本国内に多くいます。弊財団の学費助成金によって、若者たちが学びや学外活動を継続していくことができ、次の未来を作っていく担い手となっていくことをウェスレー財団は願い、これからも支えて参りたいと思います。
また、いつか若者たちが次の世代を応援していく担い手となっていくことを願っています。
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