報告

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国際プログラム開催報告

アジアのクリスチャン女性のためのオンラインの集まり

3月5日(土)にウェスレー財団では約7年振りとなる、アジアのクリスチャン女性のための集まりをオンラインにて開催しました。

この会にはWorld Federation of Methodist & Uniting Church Women (世界メソジスト及び合同教会女性連合)のEast Asia Area (東アジア地域)に関連する教会女性達が主に参加者として参加しました。カンボジア、インドネシア、日本、韓国、マレーシア、フィリピン、シンガポール、台湾、香港、ラオスの10カ国から約120名の女性たちが参加しました。

日程:3月5日(土)10時~12時30分

参加人数:約120名(参加者+6名講演者とスタッフ含む)

テーマ:「Courageous Asian Women of Faith」 

テーマ聖句:「I am making everything new! (ヨハネの黙示録21章5節)」

ウェスレー財団はコロナ以前は海外で対面による研修を行ってきました。アジアのクリスチャン女性のためのリーダーシップ研修を最後に実施したのは2015年のミャンマーでの開催です。その後はウェスレー財団としての主催ではリーダーシップ研修を実施していませんでしたが、World Federation of Methodist & Uniting Church Women のWorld Assembly(世界大会)が2016年にアメリカのテキサス州ヒューストンで開催された際に日本からは3名の女性たちを派遣しました。2019年に東アジアの会合が香港にて開催された国際会議では若い女性のためのリーダーシップ研修を同時期に実施し、若い女性達とアジアのクリスチャン女性達が繋がりを持つ時を持ちました。

コロナ禍から約1年が経った、2021年2月頃にアジアのクリスチャン女性の一部の方々からオンラインでの国際的な会合を希望する声があがり、今回は7年振りにオンラインによる「Asian Christian Women Online Gathering 2022」を実施することとなりました。最初の段階では、各国の経験を語り合う交流の意図が強いものを想定していましたが、参加希望者が当初の予想を大きく上回る140名を超えたため、講演会を中心とするプログラムとなりました。

写真左:弊財団評議員 Rev. Heasun Kim 写真右:講演を担当したMs. Sung-ok Lee (UMW)

主題テーマは「Courageous Asian Women of Faith」とし、コロナ禍で様々な変化を迫られた教会女性たちの各国での活動レポートの発表と、アメリカの合同メソジスト教会女性局(UMW)のコロナ禍での新しい試みと組織の変化と取組を学ぶ講演(Women’s Leadership in Times of Pandemic)が持たれました。

各国の教会女性のレポートは、動画やパワーポイントを用いた発表が行われました。コロナ禍で教会女性たちがどのようにコミュニティや海外への支援を実施したのかといった紹介や、オンラインによる聖書の学びや、工夫をしながら対面で修養会を実施するなどの取り組みが紹介されました。

ラオスのクリスチャン女性たち

ラオスからの参加者たちは各々の村にインターネットがないためこの日の会合のために前日から村から出てきて、インターネットがある場所に集まりオンラインの会に参加するという熱心さでした。

 

 

Ms.Emma Cantor(Regional Missionary)

開会礼拝は代表理事の小海光によるメッセージから始まり、最後の閉会礼拝ではアジア地区の宣教師であるMs.Emma Cantorがリードをし、オンラインでありながらも参加型の閉会礼拝となりました。

コロナ禍においても様々な工夫と知恵によって隣人に仕えることができることを学ぶ会となりました。

多くの制限がある中でいかに変化を遂げ、社会のために自分を用いていくことができるのかを改めて投げかけられました。

これまでの研修についてはこちらをクリックしてください。

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