その他開催報告
2026年度学費助成金 授与式・交流会 開催報告
ウェスレー財団では、2020年度から、様々な事情により経済的・社会的支援を必要とする大学生や専門学校生に学費助成金を交付しています。2026年度は日本各地に住む32名の大学生がWesley Legacy Youth(学費助成金授与者)に選ばれ、5月2日に授与式・交流会を開催しました。
★当日の様子は動画でもご覧いただけます!→Instagramリール動画
開催日時:2026年5月2日(土) 13:00-16:00
場所:ウェスレーセンター1階 101
参加者:40名(学生、理事・職員含む)
●授与式●
授与式では、出席した2026年度ユース28名に対し、ウェスレー財団の小海代表理事、大久保理事、西川理事より授与証が手渡されました。
ウェスレー財団の学費助成金は、レガシー基金助成金事業の一環として実施されています。授与式では、この助成金が、日本やアジアの教育と福祉の発展のために北米の教会から捧げられてきた祈りと献金からきていること、また、日本社会のために働いた宣教師たちのレガシーを受け継ぎ、日本の学生たちへの教育支援と、隣人と共に生き仕えるリーダーの育成を目的としていることについてもお伝えしました。
その後、ユース一人ひとりが自己紹介を行い、現在学んでいることや将来の目標について語ってくれました。助成金に込められた多くの方々の祈りや願いを受け取りながら、それぞれが自分らしい学びを深め、実りある一年を歩んでくれることを願っています。
●2025年度ユースからの報告とメッセージ●
今回の授与式・交流会には、昨年度に学費助成金を受け、1年間の学びを終えた2025年度ユース4名も参加し、それぞれの経験や学びについて報告してくださいました。また、2026年度ユースへ向けた温かい応援メッセージも寄せられました。
2025年度ユースの皆さんは、学費助成金によって経済的負担が軽減されたことで、勉学や課外活動、保育実習などにより集中して取り組むことができたと話してくれました。また、中にはウェスレー財団の「ミッションサービスワークキャンプ in カンボジア」に参加したユースもおり、現地での学びや経験を共有してくださいました。さらに、大学での学びを終えたユースからは、「オンラインやAIツールで効率よく学習できる時代だけれど、学生のうちに出会える人々と対面で交流する機会や、そこから得られる学びを大切にしてほしい」というメッセージも贈られました。
2025年度ユースの皆さんが、この助成金を実りある学びのために活用してくださったことを、私たちは大変嬉しく思っています。
●「難民専門学校教育プログラム(RVEP)」奨学生のパネルトーク●
本イベントには、学費助成金ユースに加え、ウェスレー財団が公益財団法人JELAとUNHCR駐日事務所と共同で実施している「難民専門学校教育プログラム(RVEP)」(*)の奨学生にもご参加いただきました。
今回参加してくださった4名のRVEP奨学生は、ウクライナとアフガニスタン出身です。パネルトークでは、それぞれの出身国の文化、日本での生活、将来の夢などについてお話しいただきました。事前に共有していただいた写真を見ながら、自己紹介やこれまでの歩みを伺い、参加者はウクライナやアフガニスタンについての理解を深めることができました。軍事侵攻や政権による人権侵害により故郷を逃れ、様々な試練を乗り越えながら、夢の実現のために努力を続ける4名のストーリーはとても印象的でした。
(*)「難民専門学校教育プログラム(RVEP)」は、難民等の身分が公的に認められ日本に在住している方々が、職業のための能力習得を目指し専門学校で学ぶことを支援する奨学金プログラムです。ウェスレー財団は公益財団法人JELAとUNHCR駐日事務所と共同でこのプログラムを実施しています。
パネルトークに続けて、Q&Aセッションの時間を設けました。日本の学生からRVEP奨学生へ「日本と物価はどう違う?」「母国で恋しいものは?」「日本に来るのは勇気が必要だったと思うが、頑張れた理由は?」「日本に来て1番最初に食べたものは?」「苦手な日本食は?」など、多くの質問が寄せられました。
RVEP奨学生の皆さんが日本に来た理由は様々ですが、やはりその背景には、軍事侵攻や人権侵害による影響が大きくあります。ウクライナ出身の奨学生の一人は、大学卒業後に就職して働いていたものの、軍事侵攻の影響で職を失い、安全な生活を求めて日本へ来たことを話してくださいました。また、アフガニスタン出身の奨学生からは、タリバン政権が女性に対し教育やほとんどの職業を禁止している現状についてお話がありました。さらに、アフガニスタンでは現地で長年にわたって人道支援活動を行った中村哲医師が広く知られており、そのことを通して日本に関心を持つ人も多いというお話に、参加者は熱心に耳を傾けていました。
それぞれの国の食べ物の話題になると、会場は大いに盛り上がりました。ウクライナのチキンキエフやアフガニスタンのナン(日本でよく知られているインドやネパールのナンよりも大きく丸い形をしています)の写真を見ながら、嬉しそうに説明をするRVEP奨学生たちの姿が印象的でした。
RVEP奨学生の皆さんがパネルトークで色々なお話をしてくださったおかげで、私たちはウクライナやアフガニスタンの文化をより身近に感じることができました。それだけでなく、困難な状況の中でも学びへの意欲を持ち続けるRVEP奨学生たちのストーリーから、大きな励ましとインスピレーションを受けました。
●閉会の言葉とお祈り●
最後に、ウェスレー財団の大久保理事、西川理事、小海代表理事よりユースへの励ましのメッセージが贈られ、小海代表理事による閉会のお祈りをもって、本イベントは終了しました。
この日に皆で集うことができた恵みに感謝するとともに、それぞれの1年間の歩みが神様に守られ、実り多い学びの時を過ごすことができますよう、お祈りしています。
家庭の事情や経済的困窮によって修学の継続に不安を抱える学生、あるいはアルバイトに追われ、学びの機会を断念せざるを得ない状況にある若者たちは、日本国内にも数多くいます。弊財団の助成金によってそのような学生たちの経済的負担が少しでも軽減され、安心して学生生活を送ることができるようになることを願い、今後も支援を続けてまいります。また、助成金による支援にとどまらず、研修プログラムやイベントへの参加機会も提供しながら、学生たちの幅広い学びと成長を支えていきたいと願っています。





















































