プロジェクト報告国際協働プロジェクト
CHADラオス報告①
ウェスレー財団はCHAD、Mission Initiative Office(合同メソジストミッションオフィス)、地域コミュニティーと協働しベトナムとラオスで5年計画のプロジェクトを実施しています。プロジェクトの詳細はこちらをクリック
プロジェクトの一つである衛生環境の改善の取り組みとして各家庭にトイレの設置を行っています。
プロジェクトからトイレの設置を受けた方のストーリーをお読みください。
リエンさんはラオスの支援地域に住んでおり、10代の頃に地域の店で配達スタッフとして働き始め、その後ベトナムの建設会社の仕事に転職しました。2ヶ月間その新しい仕事に打ち込んでいましたが、大事故に遭い、その結果両腕両足を切断することになりました。大変な大怪我をしましたが、希望を失わずにどうにか、自分の必要が満たされるよう願って、リエンさんも家族も過ごしていました。
事故で両腕両足を失ったために、家族の助けなしでトイレに行くことも困難でした。トイレに行く必要がある時はいつもきょうだいがリエンさんを草むらまで連れていく必要がありました。
ウェスレー財団のパートナー団体であるCHADのスタッフは、リエンさんと家族の状況を知り、リエンさんの身体の作りに合った独自に設計されたトイレの設置が必要であると判断し、トイレの設置をすることを決め、新たにトイレが設置されました。現在リエンさんは自分でトイレに行くことができるようになりました。
ラオスの支援地域では、衛生環境の改善のために各家庭におけるトイレの設置を実施しています。人材育成や井戸の設置なども実施しています。今後もこちらで随時報告して参ります。
SDGsの目標6 安全な水とトイレを世界中に