報告

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国際プログラム開催報告

UMC アジアンキャンプ 2015

日本からは、札幌の北星学園大学付属高校、群馬の共愛学園高校、東京の玉川聖学院から計11名の高校生が参加しました。日本から出るのが初めての生徒もおり、5日間アメリカの高校生に混じって英語漬けの生活に耐えていけるか少し不安がありましたが、始まってみると、持ち前の度胸が物を言い、全員様々なアクティビティに積極的に参加していきます。プログラムは、このキャンプの伝統である、社会問題のワークショップ、とにかく楽しいアクティビティ、そして、何曲も続けてプレイズソングを歌うディボーションと盛りだくさん。朝8時のメディテーションで一日が始まり、11時の消灯までびっちり詰まった内容の濃いプログラムが毎日続きました。

今年の社会問題ワークショップでは、アジア系アメリカ人のアイデンティティの問題と、人身売買について学びました。いずれも、テレビドラマやドキュメンタリーなどを使って、より具体的に問題にアプローチすることができ、高校生たちがより身近に感じながら問題を考え、話しあうことができるよう工夫されたプログラムでした。また、アクティビティでは日本ではほとんど知られていない楽しいゲームをたくさん体験することが出来ました。

中でも一番の思い出は、大自然の中で行った”Messy Day”。これはみんなで粉ペイントをかけあうという単純かつ他愛のないゲームですが、様々な色に染まったお互いの姿を見ていつまでも笑いが止まりませんでした。最終日に行われたタレントショーでは、日本チーム11人全員で一生懸命練習した、ソーラン節のダンスと「花は咲く」の歌を披露しました。ソーラン節には書道パフォーマンスも加わり、拍手喝さいを浴びました。

最初は長いと思っていた6日間のキャンプはあっという間に終わり、最後は涙涙。出発のバスの前では、いつまでも終わることのないハグが続きました。参加した高校生たちにとっては、本当に忘れられない夏となったことでしょう。

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