報告

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国際プログラム開催報告

若い女性のためのリーダーシップ研修 in Indonesia

若い女性のためのリーダーシップ研修 in Indonesia 2018 スタッフ報告
研修テーマ:Be a Peacemaker
2018年1月31日~2月7日

今年は、若い女性のためのリーダーシップ研修(Asian Young Women’s Leadership Development Seminar)をインドネシアのジャカルタで実施しました。研修テーマである、「Be A Peacemaker/平和をつくり出すリーダー」となるため、日本を含むアジア10カ国(インドネシア、カンボジア、韓国、シンガポール、台湾、フィリピン、香港、マレーシア、ベトナム)から36名(大学生~30代)の参加者が集まりました。(内日本からは、1名のインターンを含む6名を派遣)

若い女性のためのリーダーシップ研修は、毎年アジアの違う国で実施し、開催国の文化、歴史、社会問題について学びます。アジア各国で共通する文化、歴史、または違い、とりわけ女性たちが直面する課題について共有します。今年は多民族国家インドネシアで開催したこともあり、インドネシアの豊かな文化を味わいました。

この研修ののち、それぞれの場所にリーダーとして戻っていく参加者には、研修中も受け身の姿勢ではなく、積極的に参加する姿勢が求められます。研修中の様々な部分でボランティアを募り、参加者が自分のできることを考え、積極的に参加してみようと思えるプログラム構成になっています。研修は、インドネシアの参加者による開会礼拝、文化紹介(ダンスや歌などを披露)から始まり、インドネシア講師による歴史、文化、社会、聖書勉強、インドネシアの抱える移住労働者の問題に関する講義の時間が設けられ、学びを深めました。事前課題として出された各国の女性の状況や直面する社会問題について各国参加者が発表する時間があり、改めて「女性が直面する問題」についてアジアで共通する部分や異なる部分があることを学びました。Site Visitで、インドネシア文化を多方面から学ぶため、多様なインドネシア建築、伝統文化を学べる施設訪問、社会施設(障碍者施設)訪問、日曜礼拝への参列なども行いました。Site Visitの時間を通して、参加者同士もより仲が深まった様子でした。最後は女性講師による、リーダーシップに関する講義を女性の視点、聖書の視点から学びました。「女性」として何ができるのか、「女性」として物事をどう捉えるのか、6日間の研修の中で参加者たちは、各ワークショップ、毎日行われる振返りの時間から意見や考えを共有しました。

6日間の研修は、礼拝から始まり礼拝で終わります。同じ神様に一緒に賛美し祈ることで、言葉や文化の違いを乗り越え、一体となれることを、心と身体で感じとることが可能となります。それは、体験したものにしか分からない実に感動的な体験です。
若い時だからこそ、違いを簡単に乗り越え、友人となれる。これこそが平和の始まりだと私たちは信じています。

インドネシアでの研修を実施するにあたり、特にインドネシアの女性リーダー達の協力と情熱があり実現することが出来ました。特に、以前実施した若い女性のためのリーダーシップ研修の参加者が、今回は受け入れ側のリーダーとして活躍してくれたことは、ウェスレー財団の研修が意味のあるものであることを改めて実感することができる機会でもありました。

これからもウェスレー財団では、研修を通じて平和を担うリーダーたちの育成に努めていきたいです。

【参加者の声】
セミナー最終日、改めて国を超えて祈り合う素晴らしさを感じながら、1週間のセミナーを振り返りました。(20歳、大学生)

私の出来ないことに着目するのではなく、わたしのできることと、神様から頂いた数えきれないほどの恵に気づけるように変わりました。(21歳、大学生)

Have confidence, Be proud of yourself 仲間の姿を見て勇気づけられた1日でした。(22歳、大学生)

6日間の研修スケジュール

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