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2021年度ソーシャルジャスティス活動助成金 助成事業のご紹介(消費から持続可能な社会をつくる市民ネットワーク)

2017年3月に実施した「企業のエシカル通信簿」第1回結果発表会の集合写真(写真提供:SSRC)

2021年度ソーシャルジャスティス活動助成金を交付した消費から持続可能な社会をつくる市民ネットワーク(SSRC)を紹介します。

消費から持続可能な社会をつくる市民ネットワーク(以下SSRC)は、持続可能な開発目標(SDGs)の目標12に掲げられた持続可能な生産と消費を促すことを目的に、全国の環境、生物多様性、人権、消費者、アニマルウェルフェアなどを専門とするNPO・NGOが結集し、消費者および企業、社会に対して情報提供や啓発活動を行っています。主に実施している活動は下記の3つです。

1.「企業のエシカル通信簿
どの企業がエシカルな企業活動を行っているかという観点で各業界の大手企業の「環境」、「倫理」、「持続可能な社会活動」や「消費者とのコミュニケーション活動」に関する取り組みを調査し、その結果でレイティングを実施しています。結果はウェブサイト等で公開し、一般市民が買い物、就職、投資の際の参考にできるようにしています。毎年2業種計10社ほどを調査し、年末に結果発表イベント(セミナー)を開催しています。

2.「ぐりちょ (Green & Ethical Choices)」
環境、人権、アニマルウェルフェア等に配慮して作られた商品の情報をウェブ上に掲載している消費者向けエシカル商品ガイドです。消費者がオススメのエシカル商品や購入場所を推薦することもできる双方向のコミュニケーションツールとなっています。

3. 持続可能な消費をテーマにしたセミナーの開催
SSRCには、全国にある計38団体が参加しています。ネットワーク参加団体の多様な専門性を生かし、一般向けに、エシカル消費と背景にある問題を伝えるセミナーを開催しています。

2021年度は、「企業のエシカル通信簿」の作成と結果発表のオンラインセミナーを実施しました。対象はスーパーマーケット事業者で、全国展開の企業など大手6社に対して「サステナビリティ体制」「消費者の保護・支援」「人権・労働」「社会・社会貢献」「平和・非暴力」「アニマルウェルフェア」「環境」の7つの分野について調査しました。2022年3月には、調査結果の発表と各分野の解説、質疑応答、専門家のコメントなどを盛り込んだ2時間のオンラインセミナーを実施し、約80名が参加しました。当財団からは、活動実施のために必要な備品等に助成金を交付しました。

「企業のエシカル通信簿」の調査結果と発表会の動画は、下記からご覧いただけます。

『企業のエシカル通信簿』第5回結果発表

 

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  • ソーシャルジャスティス活動助成金の詳細はこちら