その他国際協働プロジェクト
国際協働プロジェクト:UNFPA カンボジア GBV Safe アプリ完成記念イベント
ウェスレー財団は、2022年よりUNFPAカンボジア事務所とのパートナーシップを通して、UNFPAとカンボジア女性省が協働し、カンボジアの女性と若者達をジェンダーに基づく暴力から守ることを目的とした、スマートフォンアプリの開発と導入のプロジェクトの取り組みを支援しています。
2024年11月25日(女性に対する暴力撤廃の国際デー)、カンボジア・プノンペンにおいて、カンボジア女性省(MoWA)は、UNFPAおよびウェスレー財団(日本)の支援を受け、画期的な取り組みである「GBV Safe App(ジェンダーに基づく暴力安全アプリ)」を正式に発表しました。この発表は、「ジェンダーに基づく暴力に反対するキャンペーンの16日間(16 Days of Activism against Gender-Based Violence)*」の開始日に行われました。
*11月25日の女性に対する暴力撤廃の国際デーから12月10日の世界人権宣言デーまでの16日間続くキャンペーン
この正式発表に弊財団の代表理事小海光も参加しました。
GBV Safe APPとは?(ジェンダーに基づく暴力安全アプリ)
このアプリは、カンボジアで暴力を経験した女性や若者が情報や支援、ケアに簡単にアクセスできるようにするために開発され、以下の機能を有しています。
- 重要情報へのアクセス:ジェンダーに基づく暴力や性的嫌がらせに関する意識を高め、ユーザーの権利や利用可能な支援サービスについて知る
- 支援ネットワークと繋げる:ホットライン、法律支援、心理社会的カウンセリングなどの必要なサービスにつなぐ
- 安心安全機能:緊急ホットラインへの直接通話や今後実装予定のリアルタイム位置情報共有機能など、安全性を強化するツールの提供
このアプリは、AndroidおよびiOSの両方のプラットフォームで利用可能で、Google Playストアから無料でダウンロードでき、iOS版も近日中にApple App Storeで提供予定です。ユーザーのプライバシーを守るため、登録に必要な情報を最小限に抑え、音声通話や関連動画コンテンツへのリンクといった使いやすい機能が備わっています。
UNFPAカンボジアでの紹介記事はこちら(記事は英語のみ)