国内プログラム開催報告
キリスト教主義高校交流会開催報告
ウェスレー財団では、「キリスト教主義高校交流会」を8月23日(水)10時半~15時までウェスレーセンター1階の会議室で初めて開催しました。
この初の試みとなる交流会は、キリスト教主義高校の生徒たちが、自分たちの学校の歴史やレガシー、ミッションを調べ、発表し、他校の生徒との交流を通じて、お互いの視野を広げ、新たな気づきを育む機会を提供することを目的として開催されました。
北海道(遺愛女子高等学校、北星学園女子高等学校、酪農学園大学付属とわの森三愛高等学校)、宮城県(尚絅学院高等学校、宮城学院高等学校)、熊本県(ルーテル学院高等学校)から合計6校13名の高校生と5名の教師が集まりました。
高校生たちは、事前に与えられた課題に基づき、各校の歴史、創立者、学校の設立経緯、レガシー、それが活かされている活動について調べ、学校ごとに発表資料としてまとめました。
交流会当日は、午前中に代表理事小海による挨拶と祈りで始まりました。その後、交流ゲームや3校からの発表、昼食休憩をはさみ、午後には3校の発表と、その後の小グループに分かれてディスカッションが行われました。ディスカッションの内容は各グループの代表から発表され、参加者から感想や質問に応じました。
その後、各参加者は一人一言、振返りの時を漢字一文字で表現する時を持ちました。
参加した高校生たちは、コロナ禍で他校の生徒との交流が制限されていたため、この交流会を通じて貴重な経験を積むことができ、異なる地域においても、共通のミッションやレガシーを共有できたこと、他校で展開されている活動を自校でも活かしたいこと、今回初めて自分の学校について調べ、創立者や宣教師の思いや愛が学校に息づいていることを知り、学校への愛情が深まったことなどを述べました。
各校の先生方からも、この交流会は想像していた以上に有意義であったとのお声をいただき、次年度以降のプログラムの充実に向けて活かしていく予定です。
ウェスレー財団の成り立ちは、北米の女性宣教師と深いつながりを持ち、女性宣教師を派遣した合同メソジスト教会女性局のモットーである「Faith, Hope, Love in Action(信仰と希望と愛の実践)」をレガシーとし、そのもとで活動しています。
これからも、「Be Empowered for Transformation」というビジョンのもと、キリスト教精神に基づいた活動を通じて、「次世代のリーダーシップ育成」、「若い女性のエンパワメント」、「社会課題の解決」をミッションにとして推進してまいります。