ウェスレー財団では、2020年度から学費助成金を支給しています。

この助成金では、人材育成促進のため大学生、または認可専門学校の学生への学費を助成しています。スキル習得だけでなく、一人一人に与えられている賜物を用いて国際社会の様々な分野とレベルで貢献していくことのできるリーダーシップの育成を目的とし、次世代の教育と人材育成のための助成金を交付しています。

2023年度は30名の学生がWesley Legacy Youthに選ばれました。

今年度は、初めて「授与式」を開催し、学費助成金の授与者として選ばれた一人一人に、認定書を授与する会を対面とオンラインのハイブリッドで実施しました。授与式は、6月24日（土）にウェスレー財団の1階会議室で行いました。

6月24日当日の会場の様子

事情により、6月24日（土）に出席できなかったWesley Legacy Youth2023の皆さんにも、6月27日～8月にかけて、オンラインと対面による授与式と自己紹介をしていただく機会を設けました。

自己紹介では、各々が住んでいる地域の紹介、専攻学部を選んだ理由、勉学以外で行っている活動、今年取り組もうとしていること、キリスト教に触れたきっかけ、現在チャレンジだと感じていること、将来の夢について、各々が与えられた時間で報告しました。
今年のWesley Legacy Youthは、教職課程を履修している学生が多く、アルバイトと勉学、課外活動の両立に苦労されていることを共有されている方が多くいました。

認定書を受け取るWesley Legacy Youth 2023 の一人

また、既に様々な活動でリーダーとしての役割を担っている方が多くおられることも印象的でした。

6月24日のプログラムには、「先輩からの声」というを時間を設け、2021年度Wesley Legacy Youthとして選ばれ、弊財団のインターンシッププログラムでアジア学院でインターンをされたキムソンハンさんがインターンシップの経験、Wesley Legacy Youthとして期待されていることを語ってくださいました。Wesley Legacy Youth 2023の皆さんにとっても、良い刺激になっているようでした。

6月24日にオンラインで参加されたWesley Legacy Youth 2023

別日程で参加したWesley Legacy Youth2023

24日の授与式に参加できなかった、Wesley Legacy Youth 2023 各々からも、自己紹介資料の作成と発表をしていただきました。それぞれの賜物を活かした発表を聞くことができ、面接と書類だけでは分からなかった各人の個性を改めて知る機会となりました。

今年1年のお一人お一人の歩みが更に豊かなものとなりますように、ウェスレー財団としても願っています。

来年3月には1年の学びの報告を受けることになっています。どのような報告を受け取ることができるのか、私たちもとても楽しみにしています。

経済的な事情により学びを継続する機会が絶たれることや、学びを継続することや機会を得ることを断念せざるおえない状況に追い込まれている若者たちが日本国内にも多くいます。弊財団の学費助成金によって、若者たちが学びや学外活動を継続していくことができ、次の未来を作っていく担い手となっていくことをウェスレー財団は願い、これからも支えて参りたいと思います。