セミナー・講演会開催報告
Young Generation Global Mission Series Vol.4
フィリピン出身の元Global Mission Fellowの話し
オンラインセミナー「Young Generation Global Mission Series」の第4回目を2月25日(木)19:00-20:45 に実施しました。今回は10名の方が参加してくださいました。
合同メソジスト教会世界宣教局がクリスチャンの若者を対象に実施しているGeneration Transformationというプログラムの中にあるGlobal Mission Fellowという長期宣教プログラムで2016年~2018年にGlobal Mission Fellowとして栃木県那須塩原にあるアジア学院にて奉仕活動を行っていたフィリピン出身のRay Oliverさんをスピーカーとしてお招きしました。
事前にインタビュー動画を撮影し、セミナーではその動画を放映しました。第1回目、2回目、3回目と同様にインタビューではGlobal Mission Fellowに応募したきっかけや、Global Mission Fellowでの活動内容、Global Mission Fellowの経験が現在の歩みにどう活かされているのかといったことに加えて、フィリピンの教会での若者の奉仕活動の関わり方や、フィリピンの社会課題である貧困に対してフィリピンの教会の若者たちが地域でどういった取り組みを行っているかについてお話くださいました。
また、現在は香港の国際色豊かな教会ででFamily&Children’s Ministryの仕事を任されているRayさんから、香港の教会での役割やRayさん自身のこれからのビジョンについてなど多岐にわたる内容を伺いました。
動画視聴後のQ&Aセッションの時間では、参加者からの「自分のMinistryを見つけるにはどうしたらいいでしょうか?」との質問に、「Passionを感じることが自分のMinistryになりえる。自分のMinistryは自分にしかわからないが、まずは自分が何に対してPassionateになるのか?を考えることから始めてみては」という答えは、自分の将来について考えることの多い若い世代にとってはっと気づかされるような答えだったように思います。
また、キリスト教国であるフィリピンの若者たちがとても熱心に奉仕活動をしている話と同時に、教会は建物ではなく自分自身である自分が行動していくことが大切だというメッセージも印象に残りました。
宣教活動というと聖書の話やキリスト教の話を伝えることと私たちは思いがちですが、このプログラムがめざすミッション活動は、社会課題に対してキリスト者として自分の賜物(経験やスキルなど)を使って奉仕をする活動を指しています。もちろんキリスト者としての信仰は必要ですが、それ以上に社会課題(Social Justice Issue)に関心を持ち、それに取り組みたいという意思が必要です。
ウェスレー財団では合同メソジスト教会が実施する長期宣教プログラムGlobal Mission Fellowの日本からの公式申込窓口です。ご興味がある方は是非下記までお問い合わせください。
問合せ先:program@wesley.or.jp