国際プログラム開催報告
アジア女性のためのリーダーシップセミナー
Scranton Women’s Leadership Center in Korea, United Methodist Womenとウェスレー財団が共同でスポンサーしたアジア女性のためのリーダーシップセミナー が2月7日から14日までカンボジアで行われました。韓国、カンボジア、マレーシア、フィリピン、インドネシア、シンガポールと日本から40名の若い女性が参加しました。日本からは学生2名とウェスレー財団のスタッフ1名が参加しました。
今回のプログラムの主な目的は若いアジア人女性としてのリーダーシップスキルを学ぶこと、国際交流と信仰の成長でした。一番印象的だったのは他のアジアの国から来た女性たちは国際問題の知識をもつ上に女性問題や人身売買に関して非常に情熱的で強い意見や発言を自信持って言えることでした。特に普段あまりこのような内容に触れる機会がない日本人学生にとって重要な経験でもあり、これから学びたいことに導かれました。日本から参加した学生がこのようなことを言っていました。「一番印象に残ったセッションはジェンダーとセクシュアリティーでした。日本ではデリケートな問題なのであまり友達と話す機会が今までありませんでした。機会があっても抵抗することが多いです。話し合っていくためには全ての男女に知ってほしい内容だと思います。これからはコミュニティや学校でもこの内容を真剣に語りたいです。」
様々なレクチャーやワークショップ意外には2つのハイライトがありました。まずは”カルチャーナイト”でした。参加者はそれぞれ自分の国の伝統的な衣装を着て何かを紹介しました。日本の学生は浴衣を着て盆踊りを紹介しました。お互いのカルチャーを知ることによって絆が強まり、とても良い体験でした。
2つ目は村を訪ねるプログラムでした。参加者は3つのグループに分かれて、別の村に出掛けてVacation Bible School(教会が行う子供のための集まり) を行いました。それぞれ100人くらいの子供たちが集まり、一緒にゲームをしたり歌を歌ったりしました。言葉が通じなくても心のつながりで楽しい時間をもつことが出来ました。その他には衛生教育を行いました。手を洗ったりすることだけではなく、シラミを取り除くシャンプーで一人一人の子供の頭を洗いました。最初は参加者で抵抗ありましたが、この小さなことによってリーダーシップに大事なスキルを学びました。一人の参加者がこう語っていました。「リーダーとは虐げられた人たちを助けることができる人です。今日この言葉が現実になりました。人を助けることは大変だけど喜びでもあります。」
その他には、世界遺産であるアンコールワットへの日帰りツアーや買い物、地元の料理を食べたりすることも出来ました。とても思い出深い経験になりました。
参加者一人一人が心よりこの大切な機会を与えられたことに感謝しています。