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若い女性のリーダーシップ研修 in カンボジア最終日

最終日は0時を回ってもたくさんのカンボジア人の子たちが入れ替わり立ち代わり部屋にやって来て、4人が常時部屋に遊びに来ていました。そこで、カンボジア独特の数の数え方を教えてもらったりと、有意義な時間を過ごすことができました。特に、シンガポールの友人と仲良くなり、彼女は日本語を覚えたくて「私とデートしてくだい」という言葉を覚え、何でもかんでも面白くなってしまい笑いが止まらない夜でした。
寝不足ながらも充実した気持ちで迎えることのできた最終日は、参加賞をいただき、最後にクロージングワーシップを行いました。クロージングワーシップでは、最後にソプラノとアルトに分かれて歌い、一つのハーモニーを作りましました。異なる二つもハーモニーを作り上げることができる、それは私たちも一人一人が異なっていても、ハーモニーを作り上げることができるということを体感することができ、最後に聞いた「ハーモニーは愛と正義である」という言葉は歌と共に体に染み込みました。
最後にハグをして別れを惜しみましたが、涙が止まりませんでした。この時はただ別れるのが寂しいと思っていましたが、帰路で気づいたのは「居心地が日本よりも良い」ということです。たった6日でコミュニケーションも日本語に比べ上手くできない中、国も文化も違う多様なメンバーの中で過ごした日々が日本にいるより本当に居心地が良かったと思います。それは「違うのが当たり前、それを尊重し、受け止める」という中にいたからこそ、実感することができたのだと思います。
最後に、親しくなったシンガポールの友人がこんな言葉を私に送ってくれました。
“Be who you are and say what you feel, because those who mind don’t matter and those who matter don’t mind” Dr.Seuss
“自分らしく、思ったままを言葉にしていいんだよ。だってあれこれとやかく言う人を大事にする必要はないんだし、君が大事にしたいと思う人はあれこれとやかく言わないもんさ”

上手く話せなくても何も気にせず、それ以上にたくさん私のことに関して質問してくれて、本当に私を大切に思ってくれていたんだと感じ、こんな言葉を贈ってくれる人は日本にもいないなと思いました。たった6日でしたが、私にとってはされど6日で、この6日間の多様であることが当たり前で、無条件で受け止めてくれた環境が、私が私であるという土台を支えていてくれる気がします。違う場所にいても、ピースメーカーとしてアジアから世界へと平和を築くために、つながりを絶やさずに共に歩んでいきたいです。

藤原聖帆【日本からの参加者】