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フィリピンワークキャンプ2018:参加者の声

フィリピンワークキャンプ2018が2月21日から26日に行われました。
参加者のみなさんの感想をぜひお読みください。

ワークキャンプ1日目
今日は初日ということで、日本からフィリピンへ移動し、オリエンテーションを受けました。
ほぼ移動だけの日といっても、多くの違いに触れました。交通渋滞の規模やバスの形、また空港のシステムや食事や売っているものなど数えればきりがないほどです。オリエンテーションでは、明日から行く地域の現状を教えていただきました。改めて、自分の環境が恵まれたものであるということを痛感しました。今日から一緒にワークに取り組むメンバーとも初めてきちんと話せた1日でもありました。メンバーそれぞれ違った個性や経験があり、話をしていてとても面白かったです。
明日からいつもと違う環境で、刺激的なメンバーとワークが出来ることがさらに楽しみになりました!

ワークキャンプ2日目 参加者:仰さん、友華さん
Ati Communityに着いてまずディボーションをしました。そこで私は私たちが現地の人々を助けるのではなく、現地の人々からいろいろなことを学ぶことができるということを教えてもらいました。実際、作業を通して子どもたちの遊んでいる姿や、無邪気な笑顔を見て人の本当の幸せなことは何かを考え、仲間と一緒に作業することによって色々なコミュニケーションを取ることができ、とても有意義な時間を過ごすことができました。(仰さん)

コミュニティへ向かう道中、日本とは違う景色を眺めながらデコボコ道に揺られたり、日本とは違う空の様子も目で見ることができました。コミュニティを訪れると貧困の差を感じましたが、そこで出会った子ども達は笑顔でたくさんのエネルギーを与えられました。ディボーションではお互いの足を洗い合う、滅多にできない経験をしました。コミュニティの方と寄り添い、彼らから学び、助けられることが多く、私は彼らにとって簡単な事もてこずってしまい、便利な生活は楽だけど、生きていくための経験値はまだまだだと実感しました。残りのワーク中多くを学びたいと思います。(友華さん)

ワークキャンプ3日目 参加者:悠世さん、春香さん
” Be Human “この言葉を覚えた1日でした。
コミュニティの一員として労働に加わる子どもたちの姿に地域・家庭教育が与える影響を再認識させられました。一方で誰のため、何のため、何を何故学ぶのか…として学校教育の尊さや権利としての教育の享受にもっと踏み込んでいく必要性も痛感させられました。子どもたちと接する中で、歯科ケアの不足を感じました。なぜ今ヘルスケアセンターの建設なのか、を知ることができました。何十年にもわたり彼らと共に歩むこと、一人ひとりの存在を感謝し確信し続ける彼ら(支援にかかわる方々)の姿に、多くの学びをえました。(春香さん)

毎日、時間が足りないと感じています。今日は昨日に引き続き、コミュニティでヘルスセンターの建築作業のお手伝いをさせていただきました。昨日よりもコミュニティの人たちとのコミュニケーションが増え、彼らのことを「もっと知りたい、もっと関わりたい」と思う気持ちが更に増しました。そのせいか、日に日にこちらで過ごす時間が足りないと思うようになりました。大工仕事に不慣れな私たちに、大工さんたちは何度も作業の仕方を教えてくれます。私たちがするよりも、大工さんたちが作業した方がよっぽど早いのに、あきらめずに身振りで教えてくれます。そして、あまりにも下手くそで笑われてしまうこともあるけど、下手くそなりの努力を褒めてくれます。彼らと一緒にいると、子どもに戻ったような気持ちです。(悠世さん)

ワークキャンプ4日目 参加者:奈穂さん、健さん
3日間のワークはあっという間でした。一緒に作業をしていく中で、現地の人の生きていく為の力の強さを感じると共に、自分の非力さを感じました。それでも仲間として受け入れてもらえたことが嬉しくて、感謝でした。別れ際に、「いつマニラに戻ってくるの?」「マニラに残りなよ」とコミュニティの方たちに言われ、私もこのコミュニティの仲間として認めてもらえていることが分かり、とても嬉しかったです。3日間という短い期間でしたが、こんなにも深くコミュニティの人たち、子どもたちと関わりを持てたことに感動しました。別れがとても惜しかったです。実際に関わってみなければ知ることができなかった彼らの素性、ワークという形で貴重な学びをさせてくれたコミュニティの人たちにまた会いにフィリピンに戻ってきたいです。(奈穂さん)

3日間のワークを終えて、終わってしまうと短くあっという間に感じていますが、この3日間は自分にとって今までにない大きな経験となりました。共に作業を進めていき話していくうちに、育った国、話す言語が異なっても、心で通じあえることができるということを最も強く感じとても嬉しかったです。1日を死ぬ気で生き抜いている状況の中でも彼らには笑顔が溢れており、なんでも選べる自由な状況にいる自分たちが日々不満を口にしたりだらけれていることが思い返され本当に情けなく感じました。当たり前だと思っていたことが実は当たり前ではなかったことに改めて気づけて感謝の気持ちでいっぱいです。この気持ち忘れずに何事にも励んで行こうと思いました。(健さん)

ワークキャンプ5日目 参加者:希和さん
今朝はまずUniversity of Philippineの敷地内にある、Up Church of the Risen Lordという超教派の教会を訪問しました。建物に足を一歩踏み入れると、美しいアーチ型の天井に息を呑みました。Offertory song (奉献賛美)の中の歌詞に”action of care”という言葉があり、ここから改めて今回のfieldworkでの学びや気付き、経験を私が今後如何に活かしていくか、を深く考えさせられました。様々な形で折に触れてactionをする事で(例え遠く離れていようと)フィリピンで出会った方々と心でずっと繋がれるのだと感じます。フィリピンという国に限らず、どの国にも植民地支配や奴隷制等の忘れてはならない負の歴史があります。しかし過去にとらわれ過ぎては何も始まりません。過去を振り返り学び、そこからあらゆる教訓を活かして世界を、未来をより良くするのが我々のやるべき重要な事だと強く心で感じています。マニラにある、フィリピンの英雄Jose Rizalの記念碑を訪問し、特に身が引き締まる思いになりました。