HOME > 青少年の育成

青少年の育成

青少年育成に取り組んでおられるとのことですが、具体的にはどんなことをしているのですか?
基本的には、国際交流経験を通して国際理解を深めることに主眼を置いています。国際社会の中でリーダーシップを発揮することできる若い世代を育てたいと考えているのです。そのために、いろいろなプログラムをセンターの内外で実施しています。
具体的にお聞かせください。
一つの例が夏に実施しているピースセミナーです。これは、日韓米の学生が一か所に集い、一週間ほどの合宿をします。日本、韓国、アメリカ間の歴史を学びつつ、アジアの、そして世界の平和について学びあうものです。ここ数年は韓国でセミナーを実施しています。韓国と北朝鮮の国境近くの非武装地域なども訪れ、多面的に「平和」について学びあう機会を提供しています。

日韓米の学生が集って、一緒に一週間を過ごすのですか。言葉もバックグラウンドが違う若者がお互いをわかりあうのは大変そうですね。
でも、同じ世代で平和に関心を持っているという大きな共通点がありますからね。みんな仲良くなりますよ。とてもいい学びの場になっていると思います。

特に、日本の学生たちの場合は、一週間 朝から晩まで英語で、しかも、平和という難しいテーマについて議論をするという、ほかではあまりできない経験ができます。英語を使って積極的に意見を?言う他国の学生を見ることも、日本の学生にとっては大きな刺激になっているようです。

すべて英語なんですか?
アジアには多様な民族がいて、様々な言語が使われています。その人たちがみんなで話をしようと思うと、英語なんですね。日本では英語というと、英語のネイティブスピーカーと話すことに神経が行きがちですが、実際にはアジアでのコミュニケーションに果たす役割も大きいのです。そういうことを実感していただくこともまた、国際理解の一環だと思います。

面白いですね。そうすると、他のプログラムも全部英語で行われるんですか?
私共がスカラシップを出している海外研修の場合は、基本的にすべて英語です。冬にフィリピンで実施されるAsian Young Women's Leadership Training & Dialogueなどは、アジア13カ国から若い女性たちが集まるので、文字通り英語がなければコミュニケーションが成り立ちません。でも、みんなが母国語ではない言葉を駆使してコミュニケーションをとっていくことも、貴重な経験ですね。

このリーダーシップトレーニングは、他の国の若い学生と一緒に活動して、経験を分かちあうことで、彼女たちが直面している女性の問題について理解し、今までとは少し違う国際的な視点から女性のリーダシップについて考えていくという趣旨のものです。ワークショップや座学のほか、それぞれの文化を披露するカルチャーナイトやボランティア体験と、多岐にわたるプログラムが用意されています。参加した学生さんたちは、英語を話すという経験だけではなく、文化的にも、女性問題という視点からも、多くの刺激を受けて帰国します。

参加者は大学生ですか?
このリーダーシップトレーニングについては、大学生、大学院生が中心です。でも、高校生向けにも夏休みにプログラムを実施しています。また、ウェスレーセンター内で実施している講演会やワークショップには、社会問題や人権問題に関心の高い高校生も歓迎です。ぜひ、積極的に参加していただきたいですね。
海外のプログラムは、年によって実施時期が変わることもありますし、講演会などについては1か月前後にお知らせするものも多いので、青少年育成プログラムの詳細については、当財団のホームページでご確認ください。ホームページでは常に最新の情報がご覧いただけるようにしてあります。
小海光

公益財団法人 ウェスレー財団
代表理事 プログラムディレクター

2013年6月より現職。合同メソジスト教会の牧師/宣教師。長年の米国での経験をもとに、日本での女性と若者のリーダーシップ育成のために、日々活動中。

ページトップへ