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人道支援

第三の柱は人道支援ということですが?
ウェスレー財団の基本精神となっているのは、Faith, Hope, Love in Action 「信仰と希望と愛による実践」です。人道支援は、まさにこの精神を具体化する働きだと思います。困難や、危機の状況にある人々に手をさしのべることによって、愛を持った支援をしていく事を目指しています。これには、災害などの緊急支援という面と、貧困、難民、差別、人権といった人道支援の両方が含まれます。
実際にどんな支援を行っておられるのですか?
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これは一つの例ですが、震災直後に日本で被災されたフィリピン人のみなさんの緊急避難センターをウェスレー・センター内に開設しました。多くのフィリピン人の方々が避難してこられ、しばらく寝泊りしていかれたんですよ。私達だけでできる支援は限られますが、様々な支援活動を行っている団体やグループと協力して、その活動を支援することで、より広い支援活動ができますよね。

ウェスレーは今までに、東日本大震災救援活動をしているいろいろな団体に援助金を出して来ました。また、高校生、大学生による被災地ボランティア活動に、奨学金も出しています。でも、私達が考える支援は、お金や人を送って助けることだけではありません。
それはどういうことですか?
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最近よく聞く言葉で「アドボカシー」と言われるものも、貴重な支援の方法だと考えています。セミナーやワークショップ、スタディーツアーなどを通して、今、社会でどんな事が問題になっていて、その狭間で痛みや苦しみを経験している人たちがいることを知り、何が自分にできるのか、どうしたら、よりよい社会を作って行けるのかを一緒に考えて行く機会を提供すること、これも非常に重要な支援の1つだと思います。

日本ではなかなか表面に出にくい人身売買の問題、外国籍移住者の状況、貧困なども、そうした問題に取り組んでいるグループと映画会や講演会を共催して、まずはそういう事実が私達のまわりにもあるという認識を広めていくといった取り組みをしています。

そのような支援を通して何を目指しているのですか。
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そうですね。支援というのは、決して一方的なものではありません。支援を受ける側とする側、双方が多くのことを得ます。

例えば、私たちが支援を続けている活動の一つに、高校生の被災地訪問があります。現地で仮設住宅に住んでおられる方々とお話をしたり、子ども達と遊んだり、被災箇所の片づけを手伝ったりするわけですが、それを通して高校生達は非常に多くのことを学びます。教室では学べない学びと成長の経験ですよね。もちろん、元気な高校生が被災地の子ども達の遊び相手として活躍することは、被災地の方々にとっても大きな励みになるでしょう。このように、支援を通して、お互いが学び合い、助け合い、共に生きて行く希望を分かち合うことができたらと願っています。
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こうしてみると、ウェスレー財団は三つの柱を通して、社会を変えていこうとしているのでしょうか。
いろいろな人が共生できる社会の実現が、大きな目標だと言えます。日本が国際社会の1員として担うべき役割と責任を真剣に考えていく必要があると思います。そのために、リーダーを育成していくことが、ウェスレー財団の実質的に目指すところですね。

そのために、多面的なプログラムを実施されているわけですね。
その通りです。そうしたプログラムが、社会に対する目が開かれるきっかけになったり、自分の行動を見直すきっかけになることを願っています。様々なプログラムを実施していますので、ぜひ、ウェブサイトをご覧いただき、興味のある分野から参加していただければと思っています。
小海光

公益財団法人 ウェスレー財団
代表理事 プログラムディレクター

2013年6月より現職。合同メソジスト教会の牧師/宣教師。長年の米国での経験をもとに、日本での女性と若者のリーダーシップ育成のために、日々活動中。

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